Toreruの社長ブログ

Toreruという知的財産のサービスを運営しています。

2019年の目標

あけましておめでとうございます。宮崎です。

昨年は、東京に拠点を移して、従業員も増えて、なかなか変化の多い年でした。

商標受注件数ベースでは倍以上になりまして、現在は、全国で2位の商標受注件数になりました。

 

2018年に感じたこと

2018年に強く感じたことは、「現在は産業革命の真っ只中にいる」ということです。(「第四次産業革命」と呼ばれています)

それは、これからの知財業務は、現在の知財業務の延長にはないことを意味します。

AIクラウドにより、現在当たり前に思っている作業の多くを自動化することができます。

知財の専門家は、より短期間で「権利化」の業務ができるようになり、現在ほとんど注目されていない「知財の創出」や「知財の活用」に主に時間を使うことになります。

高齢化社会&少子化の日本では、人手不足が表面化する前に早く移行していく必要があります。

 

2018年では、第四次産業革命を踏まえて、知財業務の仕組みを見直すことがめちゃくちゃ重要だと感じました。

 

2019年の仕事目標

(1)受注件数を過去最高レベルに成長させる

具体的な数値は公表できませんが、なかなか厳しめの受注件数目標を立てています。Toreruの成長を加速させていきます。

達成するには、開発、組織、マーケティング、カスタマーサクセス、商標実務どれも超レベルアップが必要です。

 

(2)商標調査「AI vs 弁理士」イベント開催

これは、個人的にやりたいなと思っています。このイベントを目標にすることによって、「弁理士側のレベルアップ」「AI開発」を同時に進めることができるのではと思っています。

 

2019年の個人目標

(1)心身ともに健康に気をつける

健康はまじで大事ですね。

元気があれば何でもできる!

 

(2)毎日勉強する

プログラミング(Vueなど)、組織(re:Work)、マーケティング、開発手法、マネジメント

  

今年もよろしくお願いします!

士業の業務を50分の1にする方法

現在、商標の出願業務は50分の1まで効率化されました。

商標に限らず、複雑と思っていた士業業務も大きく効率化される可能性があります。

この記事では、どうすれば士業の業務を効率化できるのかをご紹介します。

 

最も重要なこと

効率化する上で、最も重要なことは

何を作れば、効率化されるか?」

という問いに答え続けることです。

 

ここが、本質的で最も難しいところです。

 

2つの知識

何を作ればよいのか?に答えるには、下記の2つの知識が必要です。

・士業の実務の知識

・システムの知識

これは、一人の人がどちらの知識も持っていることが理想ですが、別々の担当者が持っていても大丈夫です。

 

士業の実務の知識

士業の実務の知識がないと、どういうシステムになるでしょうか?

それは、使いにくいシステムが出来上がります。

 

グーグルで調べた表面的な知識では、実務的な本当の業務フローは中々わからないからです。

例えば、実務上よく使う入力項目と、ほとんど使わない入力項目が同じような位置に配置され、作業者にはとても使いにくいシステムが出来上がります。

士業の実務の知識がない場合は、機能追加をしても誰にも使ってもらえないため、大きな改善は見込めません。

 

システムの知識

一方、システムの知識がないとどうなるでしょうか?

何がシステム的に難しいのか、簡単なのか、判別がつかなくなります。

例えば、下記の機能が欲しいとします。システム的にはどれが簡単でしょうか?

・画像から文字を抽出する機能

・誤字、脱字を検出する機能

・お客様の情報50項目を入力、編集できる機能

 

これらの中では、圧倒的に3番目が簡単です。

ですが、誤字、脱字を検出する機能であっても、文章ではなく、都道府県の抜けだけを検出したい場合などは難易度が下がります。

画像から文字を検出する機能も、自前で作る必要がない場合は、Google Cloud Vision APIなどの外部システムを使えば、難易度は格段に下がります。

 

システムの知識があれば、本当に無理なもの、簡易版でもよいもの、すぐにできるもの、の区別がつき改善の速度が速まります。

 

士業の業務を50分の1にする方法

それでは、具体的に士業の業務を50分の1にする方法をご紹介します。

 

ステップ1:士業の業務フローを書き出す

ステップ2:自動化できそうな項目をピックアップする

ステップ3:荒すぎるバージョン1のシステムを作る

ステップ4:改善×1000

 

 

ステップ1:士業の業務フローを書き出す

士業の業務フローをできるだけ細かく書きます。

これは、「作業分解」と呼ばれる手法で、工場の改善のときにも使われます。

まず、ここから始めることになります。

 

ステップ2:自動化できそうな項目をピックアップする

ステップ1で書き出された作業を自動化できないか検討します。

効果が高そうで、システム作成時間が少ないものから順に着手します。

作業を自動化できれば、今後二度とその作業をする必要がなくなります。

 

例えば、顧客の報告業務などは真っ先に自動化すべき項目です。

 

ステップ3:荒すぎるバージョン1のシステムを作る

まずは、簡単なシステムを作ります。初心者は、エクセル内で使用できるVBAなどがおすすめです。バグはあってもよいので、まずはバージョン1を作ることが重要です。

 

その後、RubyPythonなどのウェブに適した言語を使用すると、顧客とのやりともクラウド上で行うことができるため大きな効率化が期待できます。

 

ステップ4:改善×1000

一つのアルゴリズムのみで1時間の改善は中々できないです。

しかし、30秒の改善を多く見つけることは可能なはずです。

とても地味ですが、ひたすら改善を積み上げていくことにより、大きな効率化に繋がります。

 

 

まとめ

何を作れば、効率化されるか?」

士業の実務の知識」と「システムの知識

ステップ1:士業の業務フローを書き出す

ステップ2:自動化できそうな項目をピックアップする

ステップ3:荒すぎるバーション1のシステムを作る

ステップ4:改善×1000

2018年の目標

 

あけましておめでとうございます。

2018年の会社と個人の目標を書きました。

 

 

会社の目標

(1)弁理士の作業を自動化、効率化していく

Toreruは、3年前から愚直に弁理士の作業自動化を進めてきました。
商標業務は、現在は従来比10分の1まできましたが、今年は従来比100分の1まで自動化を進めることを目標とします。また、知財の新しい価値を提供していきます。

 

(2)顧客数を前年比で倍増させる

Toreruを利用しての商標出願の費用対効果は、現在素晴らしいものに発展しています。是非、体験して皆様に知ってもらうように努め、顧客数を倍増させます。

 

 

個人的な目標

(1)健康を管理する

  • ジムを続ける
  • フットサルを続ける
  • 7時間睡眠を取る
  • 人間ドッグにいく

今年は、特にハードワークな年になっていますので、それに耐えうる健康状態を維持していきます。体脂肪率は10%切りたいです。

 

(2)勉強する

会社の組織として差別化できるように、組織や採用について主に学んでいきたいです。

 

(3)研究する

  • リーガルテック

  • 新しいバックオフィス業務

  • 新しい知財戦略

  • 「教え方」「学び方」

 

法律家の働き方を大きく変えるサービスが続々でてきています。

自分もこれからの知財はどうあるべきかを研究していきます。

また、急激に業務内容が変化していく中で、「教え方」「学び方」は重要なスキルの一つになります。これらを研究していきます。

 

まとめ

今年も頑張ります!

弁理士のノウハウをオープンにしたい

ITの分野では、オープンソースという概念があります。

ソフトウェアが誰でも無料で使えて、改良や再配布ができるものです。

Linux、Aphche、PHPPythonなどがあります。

 

今のITの分野がこれまでも速い速度でイノベーションが起きているのは、間違えなくオープンソースが関わっています。

 

OSSとは、オープンソースの概念に基づき、ソフトウェアのソースコードが無償で公開され、改良や再配布を行うことが誰に対しても許可されているソフトウェアのことである。あるいは、オープンソースに関する文化の啓蒙活動を行っているThe Open Source Initiativeによって認定されたソフトウェアのことである。

一般的に、ソフトウェアのソースコードは知的財産として秘匿され、販売したり、他社に提供する場合はライセンス料を徴収するなどして、収益源とされている。このようなソースコードへのアクセスや改変を制限しているソフトウェアは、プロプライエタリソフトウェアと呼ばれている。プロプライエタリソフトウェアに対して、OSSは、あらゆるユーザーが良質のソフトウェアを利用可能であるように、また、ソースコードを共有の知的財産として扱い、修正や改良を重ねていくことで、より良いソフトウェアに育んでいくことを志向している。

オープンソースソフトウェアとは - IT用語辞典 Weblio辞書

 

 

一方、弁理士の業界に目を移せば、ノウハウを習得するには先輩に教えてもらうか、自分で頑張って習得するしかありません。

教えるのが上手い面倒見のよい先輩であれば問題ありませんが、全員が全員必ずそうではないと思います。

 

「見て覚える」「自分で考えて覚える」

 

が基本で、 非効率な方法でしか習得できません。

 

また、各地で勉強会が開かれていますが、弁理士全員に共有されることはありません。

 

弁理士のノウハウは「秘匿化」または「属人化」されています。

 

これは、知財業界全体で見れば大きな損失です。

なぜなら、弁理士が一人前になるまでの速度が遅いと、その新米弁理士の作業に無駄が発生しやすく、その分処理できる件数が減ってしまうからです。

また、教える側からすると、新米弁理士の成長スピードが遅いと、いつまでも教えなければならずコストがかかります。

 

これらを解決するために、

弁理士のノウハウをオープンにしたい

と考えています。

 

 

方法としては、

まずは、商標の調査方法をオープンにします。

 

 

「商標調査基準」 

というものを作りました。

 

docs.google.com

 

まだまだ、情報が不足していますが、これから充実させていければと思います。今はグーグルドキュメントですが、そのうちgithubで改善できればいいなあと思います。

 

もし、この「商標調査基準」にご興味がある方はお声がけください。

一緒に作っていくことができれば幸いです。

弁護士ユーチューバーにPR動画製作お願いしてみた

きっかけ

商標登録ってすごくわかりにくいし、ハードル高いですよね。
皆さんにわかりやすく業界のことを知ってもらうのに、何か面白い方法ないかなぁと模索していました。

そこで、下記の動画をたまたま見て、この人に頼めば面白いんじゃないかなぁと思い、依頼してみました。

【法律解説】弁護士がヒカルさんの祭りくじ動画を法的に解説します-前編(「削除覚悟…警察同行で祭くじのテキ屋を摘発する一部始終を警察に止められたけど全部見せます」動画の解説) - 弁護士久保田康介 - YouTube

 


なぜ、ユーチューバーに依頼したのか

個人的にユーチューバーが好きだからです。
あと、単純にこういうPRってBtoBではほとんどやってなくて、実験的に試してみたかったからです。

また、今回依頼した弁護士ユーチューバーのkubotaさんは、弁護士なのでトレルと相性がいいかなぁと思いました。


動画の内容

youtu.be


動画は、「弁護士Youtuber」というネーミングを商標登録するために、トレルに依頼する内容になっています。
実際に、調査して出願するまでを動画にしてもらいました。

打ち合わせは一回しか行っておらず、詳細なことはお任せしていたので、出来上がりはドキドキしていました。


やってみた結果

内容はかなり満足しています。やはりわかりやすいですね。トレルの良いところもアピールしていただいて有り難かったです。

4万回くらい視聴されました。


コメントが興味深い

一部コメントを抜粋します。

 

「絶対に 弁護士Youtuber通らないよ。100%」
(返信)「意外と通ったりして…w」 

「こんなに早く商標登録できるなんて知らなかった!」

「弁護士つええ〜」

「かなり興味深かった。大人向けですね。半年後が楽しみ。これからもこんな動画ぜひお願いします。期待しています。」

「お前ら!!!!いまのうちにクボターで商標登録や!!!!」

「商標侵害はそんなに大きな罰になるのですね初めて知りました。」

 
アンケートお願いしなくても、
こんなに率直な感想もらえるのはYouTubeだけですねー。

 

費用対効果

詳しい金額は言えませんが、CPAだけを見るとGoogleアドワーズと費用対効果は同じくらいです。

ただし、視聴回数などの「認知」という点や、今後も見られることを考慮すれば、費用対効果はかなり良かったと思います。

視聴者は20代が多そうなので、ターゲットは若干ずれてるかなと思っていましたが、結構商売やってる人もYouTube見てるんですね。


ちなみに「弁護士Youtuber」は商標登録できるの?

調査報告書にも書きましたが五分五分です。

いくつか突破しないといけない壁があるので登録するにはかなり頑張る必要があります。
しかし、反論案はすでに用意していて、すぐに意見書を書いて反論するつもりです。


結局、どうだった?

単純に面白いし、広告って結構クリエイティブなところもあるんだなぁと思いました。

裾野を広げるためにも定期的にリピートしていきたいなぁと思います。

AI時代に必要とされる5つの士業のキャリア

近年、AIの発達により多くの士業の仕事が、自動化されると予想されています。

そうなった場合に、士業は不要な職業になるのでしょうか?

 

現在、ToreruではAIやクラウドシステムを使い、商標登録の業務の9割以上を自動化しました。

実は、自動化すればするほど、士業の役割はますます重要になってくると感じています。

なぜならば、専門家でしかできない仕事のみが残っていき、一人あたりの生産性が高まるため、現在よりも士業一人における影響力が高まるからです。

 

また、現在の働き方ではなく、異なる形にキャリアアップすることで、AIでは代替不可能な仕事をすることができます。

この記事では、将来、特に必要とされる5つの士業のキャリアをご紹介します。

 

AI時代に必要とされる5つの士業のキャリア

 

 

(1)業界の権威

スキル

・優れた士業の能力

・平均的な情報発信能力

仕事

・法改正、判例の解説

・今後の法制度のあるべき姿の提言

・論文投稿、出版

・他の士業の指導

時代ごとに法律の本質を考える人です。

論理的思考や、クリエイティブな能力が必要なので、機械で代替することは不可能に近いです。

職業としては、大学教授、士業を指導する士業ですので、求められる人数は多くはありません。

 

 

(2)リーガルカスタマーサポート

スキル

・平均的な士業の能力

・優れたコミュニケーション能力

仕事

士業の業務の多くが自動化されても、顧客対応は完璧には自動化できません。

電話、メール、チャットなどを駆使して1日数十件以上のクライアントの要望や質問に対処していきます。

要望に答えるには法律を正確に理解している必要があり、その点で通常のカスターマサポートと比べて高度な仕事です。

需要はかなり高まる仕事と思われます。

在宅でもできるようになるので、資格を取った主婦の方などが向いているかもしれません。

 

 

 

(3)リーガルシステムエンジニア

スキル

・平均的な士業の能力

・平均的なプログラミング能力

仕事

士業の自動化システムを作成します。

法律の知識がないと、システム要件を正確に理解できなかったり、使いにくいシステムを作ってしまう可能性があります

 

キャリアの積み方としては、2つのパターンがあります。

  1. エンジニア→士業→リーガルシステムエンジニア
  2. 士業→エンジニア→リーガルシステムエンジニア

どちらかというと、上記の1のIT業界から士業へ来る方が多いのでは予想されます。

この職業も非常に需要が高まります。

 

 

(4)マルチプロフェッショナル(士業+他分野の専門性)

スキル

・平均的な士業の能力

・優れた他分野の専門性

 

仕事

など、他の分野の掛け合わせによって、まだ定型化されていない問題を解くことが仕事になります。

例えば、

人工知能が作り出した著作物はどうやって保護すればいいの?」など

 

この専門性は、表面的なものではなく、その業界の人とも対等に話ができる程の専門知識を要します。

その掛け合わせに市場(ニーズ)があることが必要ですが、自分にあった他の専門性を発揮できれば、容易に差別化できるようになるでしょう。

 

 

(5)インフルエンサー(情報発信者)

スキル

・平均的な士業の能力

・優れた情報発信能力

仕事

主に、士業とは無縁の一般の方にわかりやすく情報を伝えることが仕事です。

現在では「弁護士Youtuber」という方が現れています。

 

また、ブログなどでわかりやすく法律を解説したり、テレビで独自のキャラクターで人を楽しませることが仕事になるでしょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。

AIによって、現在の士業の仕事は縮小することが予想されますが、それ以上に多彩な働き方が増えると思います。

特に、リーガルカスタマーサポートリーガルシステムエンジニアは大幅に必要となります。

資格を取って終わりということはなく、様々なチャレンジによって、+αの価値を提供することがさらに重要になります。

人工知能が変える!士業の働き方の新常識

 

現在、Toreruでは商標登録の業務を行っていますが、AIの導入やクラウド化によって、 業務の多くが自動化されました。

それに伴い、士業の働き方の常識が変わりつつありますので、ご紹介します。

  

現在の士業の働き方の常識

  1. 士業は書類作成をする
  2. 士業は情報収集をする
  3. 士業は人と話す時間よりも、書類を作る時間の方が多い
  4. 士業は1日の処理件数は限られている
  5. 士業は新しいことよりも、これまで通りのことをする

 

これらの常識がどのように変わったのか、ご紹介します。

 

 

(旧)士業は書類作成をする→(新)士業は書類作成をしない 

クラウドやAIを使うことによって、定型の書類作成業務はドンドン自動化されています。

パターンがあるものに関しては、AIとか不要で、現在の一般的なIT技術だけで書類作成はかなり自動化できます。

 

自動化が進むと、仕事から書類作成という概念が消えます。

書類を作ることではなく、システムが作った書類のチェックが主な業務になります。

 

 

jp.techcrunch.com

 

これらの自動化システムを作るにあたって、何が大変って、パターンが結構多いんですよね。書類の種類も多いし、その一つの書類の中でも何十パターンとかあって、それを網羅するのが大変です。

 

「型は有限なれどその組み合わせは甚大」

(漫画「HUNTER×HUNTER」のセリフ)

 

システム作成に時間は多くかかるものの、できないことはないので、自動化の領域は着実に広がっています。

 

新常識:士業は書類作成しない

 

 

 

(旧)士業は情報収集する→(新)士業は情報収集しない

これは、ちょっと言葉足らずですが、クライアントから依頼された書類作成のための情報収集と思ってください。

NewsPicksで新しい記事見つけるとか、そういう勉強的なやつじゃないです。

 

情報収集の例

  • 似たような商標が既に登録されていないか検索する
  • 書類に書くためのクライアントの名前と住所を聞く

 

これも士業は多くの時間を費やしています。

この辺りは、ルールベースだけのシステムではきついので、AIを使うことになりますが、大幅な効率化ができます。

 

現在の段階では、完全に情報収集作業はなくなっていませんが、近い将来確実にこの作業もなくなるでしょう。

 

「必要な情報は、すでに手元にある」状態から仕事はスタートします。

 

 

新常識:士業は情報収集しない

 

 

(旧)士業は人と話す時間よりも、書類を作る時間の方が多い→(新)士業は書類を作る時間よりも、人と話す時間の方が多い

 

書類作成や情報収集作業が自動化されれば、相対的にコミュニケーションの仕事が多くなります。

例えば、メールや電話のやりとりです。

 

そのため、コミュニケーションを効率化するために士業のカスタマーサポート化が必須になります。

 

Toreruでは下記のような対策をしています。

  • Zendeskなどのカスタマーサポートツールを使う
  • ヘッドセットをする

 

法律はややこしいので、わかりやすく質問に答えるニーズは増えています。

 

 

新常識:士業は書類を作る時間よりも、人と話す時間の方が多い

 

 

 

(旧)士業は1日の処理件数は限られている→(新)士業の1日の処理件数は年々増えていく

 

例えば、1日あたりに行える商標調査の処理件数が増大しました。

2014年:1〜2件 → 2017年:10件以上

 

自動化範囲が広がることによって、1日あたりの処理件数は年々さらに増えています。

 

 

新常識:士業の1日の処理件数は年々増えていく

 

 

 

(旧)士業は新しいことよりも、これまで通りのことをする→(新)士業はこれまで通りのことよりも、新しいことをする  

 

テクノロジーの発達によって、これまでには考えられない士業の働き方が発生します。

例えば、最近は、弁護士がYoutuberとして活躍しています。

 

60万回再生以上される弁護士Youtuber

www.youtube.com

 

この他にも、

など、様々な組み合わせが考えられます。

新しいことをする人は求められ続けますが、これまで通りのことをする人は自動化の波によって厳しくなっていきます。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。AIやクラウドが発達することにより、士業の働き方や常識は大きく変わります。

 

これからの士業の働き方の新常識

  1. 士業は書類作成をしない
  2. 士業は情報収集をしない
  3. 士業は書類を作る時間より、人と話す時間の方が多い
  4. 士業は1日の処理件数は年々増えていく
  5. 士業はこれまで通りのことよりも、新しいことをする  

 

次回は、これからの時代に求められる士業について解説します。